2009年08月16日

アダプテーション [米] '02

●原題:Adaptation
●監督:スパイク・ジョーンズ
●CAST:ニコラス・ケイジ、メリル・ストリープ
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

「マルコビッチの穴」の監督と脚本家が再び組んだコメディ。

「マルコビッチの穴」は結構楽しい作品だったので、今回は何をやってくれるか楽しみでしたが、期待どおり奇想天外で面白い作品でした。脚本家のチャーリー・カウフマンが、今回は自分自身を主人公にして、脚本が書けずに悩む姿と、なんとか書き始めた脚本の内容を同時進行させるという一風変わった構成です。

なさけないチャーリーの役を、ニコラス・ケイジが好演。そして、本作でオスカー助演男優賞を取ったクリス・クーパー、インテリから堕落していく女性役のメリルなど、アイデアだけでなく演技面でも見所のある作品です。

物語の後半は、ストーリーが急展開、なんでもありの展開になります。カウフマン流に「ハリウッド流」というのを表現しているのかもしれません。タイトルの「アダプテーション」、日本語では「適応」とか「順応」という意味ですが、ハリウッド流を嫌うカウフマンが、自分のスタイルを貫きたいが、売れるためにハリウッド流を取り込んで、ハリウッドに順応していくしかないことを間接的に表現しているのかもしれませんね。

posted by hide at 21:19| 東京 ☀| Comment(0) | 鑑賞作品寸評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブレードランナー [米] '82

●原題:Blade Runner
●監督:リドリー・スコット
●CAST: ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

舞台は2019年の未来。脱走したレプリカント(人造人間)と専任捜査官(ブレードランナー)との戦いを描くSF作品。原作は、フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。

酸性雨の降る薄暗くて不気味な未来都市で、人間の心を持ち始めたレプリカントと、非人間的な捜査官(ハリソン・フォード)が戦う様子は、一般的なSF作品のような爽快感は無く、勝敗が決した後もなんとなく後味が悪い。そんな印象ではあるのですが、原作者の小説と同じように、何かやみつきになりそうな魅力を持った作品ですね。

K・ディックの小説は、学生時代にかなりの作品を読んだので、本作の原作も読んでいるはずなのですがストーリーはもう覚えていません。スピルバーグのようなファンタジックな世界は期待できず、全体的に暗い作品が多かったような記憶はあります。だけど、何かディックワールドには惹かれるものがあるんですよね。

ちなみに、ディック原作の映画は結構あります(9本)。有名なところでは「トータル・リコール」や「マイノリティ・リポート」でしょうか。こういった活躍とは裏腹に、彼の生活は、薬物摂取、幾度かの離婚、自殺未遂など、破綻していて、52年という短い生涯を1982年に終えています。才能ある人の私生活はたいていこうですよね・・・

友人のサムライさんオススメ作品ですひらめき
posted by hide at 21:09| 東京 ☀| Comment(0) | 鑑賞作品寸評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月09日

ニキータ [仏] '90

●原題:Nikita
●監督: リュック・ベッソン
●CAST:アンヌ・パリロー、ジャン・レノ、ジャン=ユーグ・アングラード
●お勧め度:★★☆☆☆(二ツ星)

麻薬所持と警官殺害で終身刑となった少女が、政府に雇われる暗殺者として生きる姿を描く。

やはり、リュック・ベッソン監督・脚本作品とは相性が悪いようです。ぜんぜん、入り込めませんでした。しかも、最後も置いてけぼり・・・(結末が良くわからず)。

そんな中でも、掃除人(暗殺者)役ジャン・レノの存在感は、際立ってましたね。私的には、本作の唯一の見所と思われます。

ちなみに、主役のアンヌ・パリローは、ベッソン監督の当時の妻です。作品公開時には別れてしまっていたようですが。

posted by hide at 23:53| 東京 🌁| Comment(0) | 鑑賞作品寸評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カンバセーションズ [米] '05

●原題:Conversations with Other Women
●監督:ハンス・カノーザ
●CAST:アーロン・エッカート、ヘレナ・ボナム=カーター
●お勧め度:★★☆☆☆(二ツ星)

結婚式で久々に再会した男女を描いたラブストーリー。

多分好き嫌いがハッキリ分かれる作品だと思います。私はダメでした。暗い映画館で観てたら間違いなく寝てたでしょう・・・。

映画全編にわたって画面を左右に2分割した「デュアルフレーム」で描く点は新鮮。ただ、タイトルの通り、最初から最後まで、ほぼ会話だけで話が進み、登場人物もほぼ2人のみ。小説を読む感じで、静かに男女間の会話の駆け引きを楽しむなんてことは、残念ながら私にはできません・・・

さて、ヒロインを演じたヘレナ・ボナム=カーターですが、最近では、ハリー・ポッターシリーズ(5章〜7章)でヴォルデモートに仕える最強の副官「ベラトリックス・レストレンジ」を演じたり、ちょっと前は、「チャーリーとチョコレート工場」でチャーリーの母親役などを演じるなど、幅広くいろんな役柄をこなしているようですね。

posted by hide at 23:46| 東京 🌁| Comment(0) | 鑑賞作品寸評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月01日

恋愛適齢期 [米] '03

●原題:SOMETHING'S GOTTA GIVE
●監督:ナンシー・マイヤーズ
●CAST:ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーヴス
●お勧め度:★★★☆☆(三ツ星)

50代バツイチ女性と60代の業界人の「オトナの恋愛」を描く。

50代、60代であんな恋愛ができるって素敵ですね。ダイアン・キートンは50代に見えませんね。いい年の重ね方をしてます。ジャック・ニコルソンとの円熟した演技で、とてもいい感じにまとまっています。

ただ、一般人からみると設定があまりに現実離れしてますね。別荘を持つ有名な劇作家(D・キートン)が、富豪の業界人(J・ニコルソン)と若くて美形の医師(K・リーヴス)に同時に愛され・・・・ちょっと主役を自分に置き換えてなんて観方はできませんでした。

K・リーヴスは、依然として私の中では、「マトリックス」の「ネオ」のイメージなのですが、こういうソフトな役も悪くないですね。

posted by hide at 15:32| 東京 ☁| Comment(0) | 鑑賞作品寸評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ディア・ハンター [米] '78

●原題:The Deer Hunter
●監督:マイケル・チミノ
●CAST: ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、ジョン・カザール、ジョン・サヴェージ、メリル・ストリープ
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

ベトナム戦争で心身共に深く傷を負った帰還兵の生と死、そして友情を描く。

戦争もの(特にベトナム)は躊躇してしまう私ですが、深く心に残る作品でした。戦争によって、傷ついたり、精神が壊れていく様子などは見ていてつらく、とても楽しい気分になれる作品ではありませんが、最後のシーンなどは、なにか込み上げてくるものがあり、しばらく動く事ができませんでした。

主演男優賞にノミネートされたデニーロに加え、助演男優賞を獲ったウォーケン、若き日のM・ストリープなど配役的にも名優揃いなので、3時間の長尺ですが、最初の平凡な日常を描いたまったりとした1時間程度を乗り切ってしまえば、あとはエンドロールまであっという間だと思います。

なお、本作に出演している(故)ジョン・ガザールは、撮影当時、M・ストリープと婚約していましたが、末期ガンを患っていたようです。製作会社から降板を促される中、監督や出演者の強い希望で最後までとり終えたようです。作品の反応を確かめる前に亡くなったのは残念だったでしょうね。

友人のサムライさんオススメ作品ですひらめき
posted by hide at 11:34| 東京 ☁| Comment(0) | 鑑賞作品寸評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。