2009年11月22日

イングリッシュ・ペイシェント [米] '96

イングリッシュ・ペイシェント [米] '96
●原題:The English Patient
●監督:アンソニー・ミンゲラ
●CAST:レイフ・ファインズ、クリスティン・スコット・トーマス、ジュリエット・ビノシュ、ウィレム・デフォー、コリン・ファース
●お勧め度:★★★☆☆(三ツ星)

1992年英国のブッカー賞を受賞したマイケル・オンダーチェの長編小説「イギリス人の患者」を映画化。第二次大戦の時代、アフリカと欧州の二大陸にまたがって繰り広げられるロマンスを描く。

ちょっと展開が速くて、ストーリーを理解して登場人物に感情移入する前に終わってしまったという感じです。話が壮大で、ロケーションはサハラ砂漠とイタリアにまたがり、登場人物は英国、ハンガリー、カナダ、インドなど多国籍で背景も様々、時間軸も現在と過去を行ったり来たりでフラッシュバックします。時代背景を把握した上で、何度か見返せばこの映画の本当の魅力がわかるのかもしれませんね。小説を読んで、もう少し登場人物の心の中に入り込んでみたいような気がします。

尚、主役のレイフ・ファインズは、「ハリーポッターシリーズ」の第4作〜6作でヴォルデモート役として出演していますが、今作での彼の風貌はまさにヴォルデモート!?(見た人にしかわかりませんね。。。)
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エイジ・オブ・イノセンス [米] '93

●原題:The Age of Innocence
●監督:マーティン・スコセッシ
●CAST: ダニエル・デイ=ルイス、ミシェル・ファイファー、ウィノナ・ライダー
●お勧め度:★★★☆☆(三ツ星)

女性として初めてピューリッツァー賞を受賞した(1921年)イーディス・ウォートンの同名小説を映画化。1870年代のニューヨーク社交界を舞台に、若き弁護士(ダニエル・デイ=ルイス)と幼馴染の女性(ミシェル・ファイファー)の不倫の愛を描く。

古い習慣に縛られる社交界で、新しい生き方を模索する男女の愛と悲恋を描く、それだけのお話かと思ったらビックリ!何も知らないと思っていた男の妻(ウィノナ・ライダー)が、実はすごくシタタカで、ダンナを手のひらの上で躍らせていたというのが最後にわかり、ゾゾっと寒気がしました。

しかし、いつの世も男というのは、一人の女性で満足できない生き物なのか。。。
posted by hide at 21:47| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞作品寸評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月10日

ゴッドファーザーV [米] '90

●原題:The Godfather PartV
●監督:フランシス・フォード・コッポラ
●CAST:アル・パチーノ、ダイアン・キートン、アンディ・ガルシア
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

前作から16年経って製作。マフィアのボスとして絶大な権力を握ったマイケルの晩年を描く。

前 2作と比較して評価の低い作品ですが、マイケルの兄(フレド)の粛清に関する罪悪感や、ドンとしての苦悩を全身で熱演したアル・パチーノの姿や、終盤でオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」の舞台進行に合わせてリアルな世界で起こる悲劇を描くシーン、そしてマイケルの最後のシーン、どれもが記憶に残る名シーンです。

欲を言えば、トム・ヘイゲン(ロバート・デュバル)も出て欲しかった(出演料が折り合わず降板)し、メアリー・コルレオーネ役は監督の娘(ソフィア・コッポラ)よりも適役をキャスティングして欲しかったし、いろいろありますが、決して前の2作に劣るとは思いませんね。個人的には、パートUよりもこちらの方が心に響くものがありました。

しかし、この作品も170分と3時間近くの大作。3作合わせて545分(約9時間)の壮大な作品ですが、ほぼストーリーや人物の相関関係を理解した今の状態でもう一度観てみたいと思っています。

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ゴッドファーザーU [米] '74

●原題:The Godfather PartU
●監督:フランシス・フォード・コッポラ
●CAST:アル・パチーノ、ロバート・デュヴァル、 ダイアン・キートン、ロバート・デ・ニーロ
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

前作の続編。父ヴィト・コルレオーネの青年時代と、息子マイケル・コルレオーネのその後を同時進行で描く。前作に続き、作品賞と脚色賞受賞に加え、監督賞、助演男優賞、作曲賞、美術・装置賞の計6部門でオスカーを受賞。

二つの異なった時代を交互に描いていて時間軸が交錯している上に、慣れない英語名で多くの人物が登場するため、話について行くのが大変です。結局、理解が浅い部分が何箇所かあったのですが、それでもヴィトを演じるロバート・デ・ニーロとマイケルを演じるアル・パチーノが素晴らしく、3時間20分の視聴は苦になりませんでした。

ヴィトが力を手にして浮上していく様子と、マイケルが組織としては成功していくものの、身内が減り孤独を深めていく悲劇性が対照的ですね。

さて、この作品は前作もオスカー作品賞を受賞していますが、前編・続編が2作品とも受賞した例はいまだかつて無いそうです。また、前作のマーロン・ブランドはヴィトを演じて主演男優賞、続編のロバート・デ・ニーロもヴィトを演じて助演男優賞を受賞するということで、作品中の同じ人物(ヴィト・コルネオーレ)が2回オスカーを獲ったのも初めてらしいです。いろんな意味で歴史に残る作品です。

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ゴッドファーザー [米] '72

●原題:The Godfather
●監督:フランシス・フォード・コッポラ
●CAST:マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーン、ロバート・デュヴァル
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

マリオ・ブーゾの同名小説を映画化。シシリアン・マフィアのファミリーを描く。オスカー作品賞・主演男優賞、脚色賞を受賞。

文句のつけようがない素晴らしい作品でした。マフィア間の抗争、暗殺、脅しなどのギャング映画的なシーンだけでなく、そこに家族の人間ドラマが加わり、3時間があっという間に過ぎます。映画のプロデューサーを馬の生首で脅す有名なシーンや、マイケル(アル・パチーノ)がレストランで対抗組織のドンと警部に復讐するシーン、マイケルの兄ソニーが料金所で蜂の巣になるシーン、そしてクライマックスで交互に映し出される、教会での洗礼シーンと殺戮シーンなどなど、これら以外にも見所のシーンはたくさんあります。そして、有名なニノ・ロータのテーマ音楽も、作品のイメージにぴったり。

この名作を見るのは今回が初めてだったのですが、以前見たトム・ハンクスとメグ・ライアン主演の映画「ユー・ガット・メール」で、トムがメグを励ますときにゴッドファザーの中のセリフを引用したり、主役のマーロン・ブランドの口真似をしたりしていたのが、ああ、この場面だったのかと理解できたこともちょっと嬉しかったです。

さて、褒めちぎったわりに、評価が★五つに届かなかった要因はキャスティングです。マイケルの妹コニー役タリア・シャイア、実はこの人、コッポラ監督の妹です。コッポラ監督は、その他にも音楽家の父をピアノ奏者、娘を赤ちゃん役で出演させたり、リアルな世界でも家族物語を作っているところがちょっと引っかかります(後のパートVでは、娘のソフィア・コッポラをマイケルの娘役として登場させ不評を買います。)。パラマウント社の反対を押し切ってアル・パチーノを採用したこだわりを全キャストに適用して欲しかったですね。ちなみに、コニー役の候補には、「ウィノナ・ライダー」が上がっていたとか。

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2009年11月03日

マディソン郡の橋 [米] '95

●原題:The Bridges of Madison County
●監督:クリント・イーストウッド
●CAST:クリント・イーストウッド、メリル・ストリープ
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

世界的ベストセラーとなったロバート・ジェームズ・ウォラーによる同名小説を映画化。田舎の平凡な主婦と中年のカメラマンの4日間の恋を描く、不倫がテーマのラブストーリー。

不倫ということを忘れてしまうほどの美しい映画です。苦しくて切なくて哀しい大人の純愛を、映画界を代表する2人の演技派俳優(クリント、メリル)が好演し、その2人が感じる感情の中に引き込まれます。最後は家族を裏切らなかったフランチェスカの決断があったからこそ、その4日間の愛は永遠となり、美しい話と感じることができるのでしょうけれど。

後半の、雨の中で立ちつくすクリントを、夫が運転する車に同乗しているメリルが発見し、ドアのレバーを引いて駆け出しそうになる場面は有名なシーンですが、思わず観ている方も手に力が入ります。

そういえば、最近見たとある海外ドラマの離婚訴訟の法廷シーンで、弁護士が「なぜ男の不倫は許しがたく、女の不倫は『マディソン郡の橋』になるのか?不公平だ!」というようなことを陪審員に訴えているところがありました。どうしても、男の不倫は「体目的」、女の不倫は「愛」という社会通念ができちゃってますからね。でも、どっちが罪深いかというと微妙な感じがしますけどね。。。
posted by hide at 22:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 鑑賞作品寸評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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