2010年02月22日

タクシードライバー [米] 1976

●原題:Taxi Driver
●監督:マーティン・スコセッシ●CAST:ロバート・デ・ニーロ、シビル・シェパード、ハーヴェイ・カイテル、ジョディ・フォスター、アルバート・ブルックス
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

ベトナム帰還兵であるタクシードライバー「トラヴィス」の孤独と狂気を描いた作品です。

ベトナムの回顧シーンはありませんが、戦争の後遺症の深刻さが、リアルに伝わってきます。デ・ニーロ演じる主役のトラヴィスは、戦争でおそらく壮絶な体験をしていて、その影響から不眠症になり定職につけずにいます。そして、なんとかタクシードライバーの職を得て日銭を稼ぐことはできますが、そこには夢や希望は無く、むなしさや孤独感は深まるばかり。そして鬱積した彼の気持ちは、腐った世の中を自ら浄化しようと、バイオレンスの方向へ。。。

本作のデ・ニーロはまだ30代前半ですが、演技はさすがですね。同時期の作品としては、ゴッドファーザー・パートUやディア・ハンター等がありますが、本作が一番じゃないでしょうか。そして、13歳の娼婦を演じたジョディ・フォスター、海外ドラマ「Lの世界」に出演しているシビル・シェパードの20代の頃が観れたという点でも、印象深い作品です。

冒頭でマンハッタンのスモークの中から登場してくるタクシーの姿、そして最後のバックミラーから見える街の景色、映像的にも見応えあり。そして、最後トラヴィスは、あの事件をきっかけに社会へ適応していくのか、それとも益々病んだ心は癒されないまま同じことを繰り返すのか、そのあたりは謎です。そもそも、あの事件は現実なのか幻想なのか?いろんな疑問が湧いてきて、スッキリしない部分はありますが、それは観客に考えさせようということなのでしょうね〜

posted by hide at 00:13| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞作品寸評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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