2009年09月24日

グラン・ブルー [仏・英] '88

●原題:Le Grand Bleu
●監督:リュック・ベッソン
●CAST:ロザンナ・アークエット、ジャン=マルク・バール、ジャン・レノ
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

実在したフランス人フリーダイバー「ジャック・マイヨール」をモデルにした海洋ロマン。

青い海と美しい音楽をバックに、二人のダイバーの友情やダイバーを愛した女性を描いた、きれいで感動的な作品でした。本作のような、エンドロールが流れた時に、体がゾクゾクっと身震いするような作品には、なかなか出会えません。都会の女性ジョアンナが、どれだけ主人公(ジャック)を愛しても、彼のNo.1はいつも海やイルカであり、最後まで人魚姫になれなかったのがちょっとせつないですが、純真な主人公やイルカたちにも癒される、ヒーリングムービーです。

「ニキータ」や「レオン」など、暴力的な作品のイメージがある「リュック・ベッソン」監督ですが、こんなきれいな映画も撮れるんですね。彼の作品の中では、間違いなくNo.1です。彼の作品に欠かせないフランス人俳優のジャン・レノもかっこよかったです。彼なくして本作の成功もなかったと思います。

さて、本作のモデルとなった「ジャック・マイヨール」ですが、1976年、49 歳のときに人類史上初めて素潜りで100メートルを超える記録をつくっています。その後55歳で、105メートルと記録を更新していますが、2001年、 74歳の時に自らの命を絶っています。その遺体の傍らには、本作のビデオが置いてあったとか・・・、最後に何を想って逝ったのでしょうね。

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愛と哀しみの果て [米] '85

●原題:Out of Africa
●監督:シドニー・ポラック
●CAST:メリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード、クラリス・マリア・ブランダウアー
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

アフリカの大地に魅せられてコーヒー園を経営する女性の波乱の半生を描く。オスカー作品賞受賞作。

アフリカの大地でたくましく生きる聡明で美人のヒロイン。メリルにぴったりの役ですね。ロバート・レッドフォードや、クラリス・マリア・ブランダウアーも二人とも良かったです。ただ、物語は、それほどメリハリがあるわけでなく淡々としていて、繰り広げられる人間ドラマや恋愛よりも、どちらかというとアフリカの大自然の方に目がいってしまうんですけどね。

飛行機で、フラミンゴの上を飛ぶシーンがあるんですが、これが美しくて印象的。「一度アフリカの空気を吸ってみたい。」そんなふうに思えるスケールの大きな映画でした。
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2009年09月23日

ある愛の詩 [米] '70

●原題:LOVE STORY
●監督:アーサー・ヒラー
●CAST: ライアン・オニール、アリ・マッグロー
●お勧め度:★★★☆☆(三ツ星)

富豪の息子と庶民の娘との悲恋物語。

これを見ずして恋愛映画を語るなかれと言われるほど(?)の名作のようですが・・・、私にとってはどうも今ひとつでした。

身分違いの恋、駆け落ち同然で結婚、そして不治の病、何度も見たこのベタな展開にも、ちょっと醒めてしまったのかもしれません。

オスカー作曲賞を受賞したフランシス・レイのテーマ曲は、誰もが聞いたことのあるあまりにも有名な曲です。「あっ、この映画の曲だったのね。」って感じです。
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2009年09月13日

50回目のファースト・キス [米] '04

●原題:50 First Dates
●監督:ピーター・シーガル
●CAST:アダム・サンドラー、ドリュー・バリモア
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

前日のことをすべて忘れてしまうという短期記憶喪失障害を抱えるヒロインと水族館の獣医との恋を描くロマンティック・コメディ。

記憶障害系の作品も、ハリウッドの手にかかるとこうなるのか・・・・。重いテーマなのに暗くなくてハートフル。泣かせるための無理な演出もなく、エンディングも良かったです。

ちなみに、作品の舞台はハワイ。青い海と美しいサンライズ、満天の星空、そして自然。いいですね〜、主役の二人をはじめ、ヒロインの父や兄、獣医の同僚やカフェの店員など脇を固める人物がみんなイキイキしてるのは、ロケ地と無縁ではないような気がします。

尚、エンディングは、1997年に38歳の若さで亡くなったハワイアンミュージシャンの大スター、イズラエル・カマカヴィヴォオレ(通称「IZ(イズ)」)が歌うウクレレバージョンの「オーバー・ザ・レインボウ」。なぜかサントラには収録されてないみたいですが・・・。癒されたいとき、やさしくなりたいときに観たい作品です。

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パルプ・フィクション [米] '94

●原題:Pulp Fiction
●監督:クエンティン・タランティーノ
●CAST:ティム・ロス、ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマン、サミュエル・L・ジャクソン、ブルース・ウィリス
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

三つの物語を、時間軸を交錯させて描いた異色のギャング映画。カンヌのパルム・ドール(最優秀作品賞)とオスカー脚本賞を受賞。

映画タイトルの「パルプ・フィクション」というのは、1930年〜1940年代にはやった大衆犯罪小説誌のことで、よく、同じ登場人物を使った別々のストーリーが別々に掲載されていたらしいですが、本作はこの手法を、タランティーノ監督が映画に取り入れたもののようです。

そんなわけで、最初の方は展開が読めないのですが、物語一つ一つは複雑な話ではないので、個性的な俳優陣の演技にどんどん引き込まれます。異常に会話が多く、下品な言葉もたくさん出てきたりしますが(fuckの使用回数は250回超!)、なかなかおもしろくて、楽しい作品でした。2.5時間という長尺作品ですが、展開がスピーディーで、キャストも豪華。1本で2作品くらい観たようなお得感があります。

さて、監督のタランティーノですが、本作では、監督のほかに原作、脚本も担当していて、出演もしています。俳優としてもなかなか良い感じです。ブルース・ウィリスに殺陣をやらせるシーンがありましたが、彼は相当の映画マニアで、特にアジアの作品が好きという背景があるみたいです。彼の監督作品である、「キル・ビル」も今度観てみようと思います。

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エンパイア・レコード [米] '95

●原題:Empire Records
●監督:アラン・モイル
●CAST:アンソニー・ラパグリア、マックスウェル・コールフィールド、リヴ・タイラー、レネー・ゼルウィガー
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

買収の危機にさらされたレコード店を舞台に、個性的な店員たちが巻き起こす騒動を描いた青春コメディ。

今のレネーも好きだけど、この頃の彼女は若くて、とてもキュートですね。この作品は、彼女がブレイクするきっかけとなった「ザ・エージェント(2006年)」以前の作品ですから、レネーがまだ原石だったころの映画という訳です。

作品の方は、無名なので、あまり期待せずに観たのですが、結構おもしろかったです。店員たちがみんなハイで、最初はこのノリについていけるか心配でしたが、みなそれぞれ、恋やドラッグ、人間関係などに苦悩していて、普通の人だとわかると親近感が湧いてきます。あと、映画全般でかかる軽快なロックも選曲が良く気持ちよいです。

レネー以外でも、19歳のリヴ・タイラーは、この後、アルマゲドンでブレイクし、ロードオブザリングなどに出演する有名女優になってますし、ロビン・タネイは、米国の大ヒットTVドラマ「プリズンブレイク」に出演したりしているだけあって、本作でも、原石らしいキラキラした存在感を示していますね。リヴ・タイラーは、レネーを凌ぐほどのかわいさなので、ファンの方ははずせない一本だと思いますよ。

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クライマーズ・ハイ [邦] '08

●原題:
●監督:原田眞人
●CAST: 堤真一、堺雅人、尾野真千子、高嶋政宏、山崎努
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

1985年の日航ジャンボ機墜落事故を題材に、群馬県の地方新聞社の記者達の奮闘を描いた作品。

日航機事故がメインだと思ってたら、ジャーナリスト悠木を中心に描いた作品だったんですね。新聞社内を描いた様子は、臨場感があり、締切りや大事故を前に緊迫した様子がリアルに伝わってきて良かったです。また、登場する各記者達も、熱い者や冷静な者、イヤなヤツやイイヤツなど皆個性的で、結構面白かったです。

ただ、脚本的にはちょっと詰め込み過ぎで忙しい感じがしますね。無駄なサイドストーリーは大胆に削って、もう少し主題をはっきりさせて欲しかったような気がします。結局、クライマーズ・ハイというタイトルがどいうメッセージを伝えているのか、私には良くわかりませんでしたし。

さて、職場でちょっと話題になったのですが、「悠木が墜落した日航機の登場者名簿に自分の子供の名前を発見したかのように見える場面がある」ということでその場面を注意深く見ていたのですが、その搭乗者名簿には、悠木の息子の名前「ユウキ ジュン」ではなく、「ミヤジマ ケン(9)」と書かれていました(ミヤジマ ケン君は実際の被害者で、一人で飛行機に乗って被害に遭った子供です。)。本作の原田監督が、子供が一人でジャンボに乗って亡くなってしまったという衝撃を、前後のストーリーと関係なしに映画に組み込んで表現したのだという節が有力ですが、まぎらわしいですね。

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草の上の月 [米] '96

●原題:The Whole Wide World
●監督:ダン・アイルランド
●CAST:ヴィンセント・ドノフリオ、レニー・ゼルウィガー
●お勧め度:★★★☆☆(三ツ星)

女性作家ノーベリン・プライスの自伝を映画化。冒険作家ロバート・E・ハワードとの恋愛を描く。

自伝ベースなので、ドラマ性は低く、心が揺さぶられるシーンはあまりありませんでしたが、非社交的でマザコンぎみでちょっと変わった人物であるロバートの全てを受け入れ、愛するノーベリンの優しさや懐の深さ、そしてそれを見事に演じたレネーが印象的な作品でした。

レネーは、定番のコミカルな役やタフなヒロイン役もいいけれど、普通の女性の役をやらせても魅力的な女優さんですね。彼女の演技力の深さを再確認した作品でした。

尚、エンドロールで明らかになりますが、この自伝は、作家になることを夢見ていたノーベリンが教職を全うした後、76歳の時に出版した処女作らしいです。作品自体の私の評価は二ツ星ですが、ノーベリンと彼女を演じたレネーに星一つ追加です。

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2009年08月16日

アダプテーション [米] '02

●原題:Adaptation
●監督:スパイク・ジョーンズ
●CAST:ニコラス・ケイジ、メリル・ストリープ
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

「マルコビッチの穴」の監督と脚本家が再び組んだコメディ。

「マルコビッチの穴」は結構楽しい作品だったので、今回は何をやってくれるか楽しみでしたが、期待どおり奇想天外で面白い作品でした。脚本家のチャーリー・カウフマンが、今回は自分自身を主人公にして、脚本が書けずに悩む姿と、なんとか書き始めた脚本の内容を同時進行させるという一風変わった構成です。

なさけないチャーリーの役を、ニコラス・ケイジが好演。そして、本作でオスカー助演男優賞を取ったクリス・クーパー、インテリから堕落していく女性役のメリルなど、アイデアだけでなく演技面でも見所のある作品です。

物語の後半は、ストーリーが急展開、なんでもありの展開になります。カウフマン流に「ハリウッド流」というのを表現しているのかもしれません。タイトルの「アダプテーション」、日本語では「適応」とか「順応」という意味ですが、ハリウッド流を嫌うカウフマンが、自分のスタイルを貫きたいが、売れるためにハリウッド流を取り込んで、ハリウッドに順応していくしかないことを間接的に表現しているのかもしれませんね。

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ブレードランナー [米] '82

●原題:Blade Runner
●監督:リドリー・スコット
●CAST: ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

舞台は2019年の未来。脱走したレプリカント(人造人間)と専任捜査官(ブレードランナー)との戦いを描くSF作品。原作は、フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。

酸性雨の降る薄暗くて不気味な未来都市で、人間の心を持ち始めたレプリカントと、非人間的な捜査官(ハリソン・フォード)が戦う様子は、一般的なSF作品のような爽快感は無く、勝敗が決した後もなんとなく後味が悪い。そんな印象ではあるのですが、原作者の小説と同じように、何かやみつきになりそうな魅力を持った作品ですね。

K・ディックの小説は、学生時代にかなりの作品を読んだので、本作の原作も読んでいるはずなのですがストーリーはもう覚えていません。スピルバーグのようなファンタジックな世界は期待できず、全体的に暗い作品が多かったような記憶はあります。だけど、何かディックワールドには惹かれるものがあるんですよね。

ちなみに、ディック原作の映画は結構あります(9本)。有名なところでは「トータル・リコール」や「マイノリティ・リポート」でしょうか。こういった活躍とは裏腹に、彼の生活は、薬物摂取、幾度かの離婚、自殺未遂など、破綻していて、52年という短い生涯を1982年に終えています。才能ある人の私生活はたいていこうですよね・・・

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2009年08月09日

ニキータ [仏] '90

●原題:Nikita
●監督: リュック・ベッソン
●CAST:アンヌ・パリロー、ジャン・レノ、ジャン=ユーグ・アングラード
●お勧め度:★★☆☆☆(二ツ星)

麻薬所持と警官殺害で終身刑となった少女が、政府に雇われる暗殺者として生きる姿を描く。

やはり、リュック・ベッソン監督・脚本作品とは相性が悪いようです。ぜんぜん、入り込めませんでした。しかも、最後も置いてけぼり・・・(結末が良くわからず)。

そんな中でも、掃除人(暗殺者)役ジャン・レノの存在感は、際立ってましたね。私的には、本作の唯一の見所と思われます。

ちなみに、主役のアンヌ・パリローは、ベッソン監督の当時の妻です。作品公開時には別れてしまっていたようですが。

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カンバセーションズ [米] '05

●原題:Conversations with Other Women
●監督:ハンス・カノーザ
●CAST:アーロン・エッカート、ヘレナ・ボナム=カーター
●お勧め度:★★☆☆☆(二ツ星)

結婚式で久々に再会した男女を描いたラブストーリー。

多分好き嫌いがハッキリ分かれる作品だと思います。私はダメでした。暗い映画館で観てたら間違いなく寝てたでしょう・・・。

映画全編にわたって画面を左右に2分割した「デュアルフレーム」で描く点は新鮮。ただ、タイトルの通り、最初から最後まで、ほぼ会話だけで話が進み、登場人物もほぼ2人のみ。小説を読む感じで、静かに男女間の会話の駆け引きを楽しむなんてことは、残念ながら私にはできません・・・

さて、ヒロインを演じたヘレナ・ボナム=カーターですが、最近では、ハリー・ポッターシリーズ(5章〜7章)でヴォルデモートに仕える最強の副官「ベラトリックス・レストレンジ」を演じたり、ちょっと前は、「チャーリーとチョコレート工場」でチャーリーの母親役などを演じるなど、幅広くいろんな役柄をこなしているようですね。

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2009年08月01日

恋愛適齢期 [米] '03

●原題:SOMETHING'S GOTTA GIVE
●監督:ナンシー・マイヤーズ
●CAST:ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーヴス
●お勧め度:★★★☆☆(三ツ星)

50代バツイチ女性と60代の業界人の「オトナの恋愛」を描く。

50代、60代であんな恋愛ができるって素敵ですね。ダイアン・キートンは50代に見えませんね。いい年の重ね方をしてます。ジャック・ニコルソンとの円熟した演技で、とてもいい感じにまとまっています。

ただ、一般人からみると設定があまりに現実離れしてますね。別荘を持つ有名な劇作家(D・キートン)が、富豪の業界人(J・ニコルソン)と若くて美形の医師(K・リーヴス)に同時に愛され・・・・ちょっと主役を自分に置き換えてなんて観方はできませんでした。

K・リーヴスは、依然として私の中では、「マトリックス」の「ネオ」のイメージなのですが、こういうソフトな役も悪くないですね。

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ディア・ハンター [米] '78

●原題:The Deer Hunter
●監督:マイケル・チミノ
●CAST: ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、ジョン・カザール、ジョン・サヴェージ、メリル・ストリープ
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

ベトナム戦争で心身共に深く傷を負った帰還兵の生と死、そして友情を描く。

戦争もの(特にベトナム)は躊躇してしまう私ですが、深く心に残る作品でした。戦争によって、傷ついたり、精神が壊れていく様子などは見ていてつらく、とても楽しい気分になれる作品ではありませんが、最後のシーンなどは、なにか込み上げてくるものがあり、しばらく動く事ができませんでした。

主演男優賞にノミネートされたデニーロに加え、助演男優賞を獲ったウォーケン、若き日のM・ストリープなど配役的にも名優揃いなので、3時間の長尺ですが、最初の平凡な日常を描いたまったりとした1時間程度を乗り切ってしまえば、あとはエンドロールまであっという間だと思います。

なお、本作に出演している(故)ジョン・ガザールは、撮影当時、M・ストリープと婚約していましたが、末期ガンを患っていたようです。製作会社から降板を促される中、監督や出演者の強い希望で最後までとり終えたようです。作品の反応を確かめる前に亡くなったのは残念だったでしょうね。

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2009年07月20日

2番目のキス [米] '05

●原題:Fever Pitch
●監督:ファレリー兄弟
●CAST:ドリュー・バリモア、ジミー・ファロン
●お勧め度:★★★☆☆(三ツ星)

高校教師で野球バカのベン(ファロン)と、ビジネスコンサルタント会社で働くリンジー(バリモア)の恋を描く。

「好きな人と同じものをどこまで好きになれるか?」というテーマを取り上げた作品です。リンジーは、最初こそ「情熱を傾けられるものがあるのはいい事」と理解を示していましたが、彼のあまりの熱狂ぶりに、「野球と私のどっちが大切なのよ!」という展開になっていきます。そして彼の選択は・・・?

作品全体としては、もうちょっと盛り上げて感動させるシーンが欲しかったところですが、個人的には、ファレリー兄弟監督のコメディ(「ふたりの男とひとりの女(レネー/00年)」、「愛しのローズマリー(グウィネス/01年)」、「メリーに首ったけ(キャメロン・ディアス/98年)」など)は結構好きです。今回も気楽に楽しめる作品として、ベースボールファン(特にレッド・ソックスのファン)にはおススメです。

さて、ヒロインのバリモアは、過去「ET(82年)」で世界的なアイドルとなった名子役だったわけですが、酒やドラッグに溺れたスランプからよく脱しましたね。「シックス・センス」のハーレイ君も復活して欲しいものです。ちなみに、私が個人的に好きなバリモア出演作は、「ラブソングができるまで(米/07年)」です。バリモア目当てなら、断然こちらがおススメですヨ。
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シックス・センス [米] '99

●原題:The Sixth Sense
●監督: M・ナイト・シャマラン
●CAST:ハーレイ・ジョエル・オスメント、ブルース・ウィリス
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

死者が見える少年と彼をサポートする小児精神科医の交流を描く。そして驚愕の結末へ・・・

怖い作品だと思って、長らく見るのを敬遠していましたが、とてもいい作品でした。ホラーじゃないですね、これは。多少は怖い部分もありますが、親子愛あり、夫婦愛あり、そして少年と精神科医の心温まる交流ありと、感動できる場面もたくさんあります。そして予想外のラストで作品全体をまとめる洗練された脚本やスーパー子役ハーレイ君の名演技にも注目です。

しかし、ハーレイ君はすごいですね!フォレストガンプ/一期一会でガンプの息子役としてデビューして依頼、本作やペイフォワードなど、いい作品にも恵まれて、名優への道を突き進むかのように思われましたが、最近はあまりパッとしないようですね。彼ももう21歳、名子役はなかなか大成しないのか・・・

でも、ホントに秀作ですので、過去に怖い予告映像で躊躇していた方も、是非ご覧になってください。
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コヨーテ・アグリー [米] '00

●原題:Coyote Ugly
●監督:デビッド・マクナリー
●CAST:パイパー・ペラーボ、アダム・ガルシア、マリア・ベロ、ジョン・グッドマン
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

過激なバー「コヨーテ・アグリー」を舞台に、田舎から出てきたソングライター志望の主人公が夢を実現していく姿を描く。

大好なサクセス系の作品です!音楽やダンスはノリノリでSexy、恋あり、父娘愛あり、友情ありで、元気が欲しいときに観たい作品です。唯一足りないのは、好みの女優さんがいなかった事ぐらいでしょうか。ちょっと残念。

ちなみに、「コヨーテ・アグリー」はNYに実在するらしいです。気軽に行けるところじゃないけど、機会があったら行ってみたいですね。
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マルタのやさしい刺繍 [スイス] '06

●原題:Die Herbstzeitlosen
●監督:ベティナ・オベルリ
●CAST:シュテファニー・グラーザー、ハイディ・マリア・グレスナー、アンネマリー・デュリンガー、モニカ・グブザー
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

スイスの小さな村に住むマルタ(80歳)が、夫の死を乗り越えて、若かりし頃の夢を実現させていく様子を描く。

マルタや彼女を応援し支える友人たちの友情が美しい、とても心温まる作品でした。夫に死により意気消沈していた彼女が次第に元気を取り戻し、イキイキした表情に変貌していくのが印象的です。また、年齢や周囲の冷めた反応を気にせず、夢に向かってがんばるマルタを見ていると、勇気が湧いてきますね。

マルタを演じたのは、スイスのお茶の間では有名な女優さんらしいです。彼女の年齢はなんと88歳!若さを保つ秘訣は、日々好きな事をやったり、緊張感のある仕事をやり続ける事なのかもしれませんね。

友人のSallyさんオススメ作品ですひらめき
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2009年07月11日

マンマ・ミーア! [英・米] '08

●原題:Mamma Mia
●監督: フィリダ・ロイド
●CAST:メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース
●お勧め度:★★★☆☆(三ツ星)

ABBAのヒットナンバーをベースに構成され世界中で大ヒットとなったミュージカルを映画化。エーゲ海のリゾートホテルを舞台に、経営者の母・娘、そして母の昔の恋人であり、娘の父親候補である3人の男を中心に描く。

ドクトル・ジバゴを観た直後に観ましたが、全く対照的に明るくて、気楽で、楽しい映画でした。ストーリーはいまひとつな感じで、ちょっと出来の良いミュージックビデオと言われてもしかたない出来ですが、ほとんど聞き覚えのあるABBAの音楽が心地よいです。

60を目前にしたメリル・ストリープ、この人は出ている作品を見るたびに、スゴイ女優さんだなーと感心します。演技もそうですが、軽い身のこなしにもビックリします。そして、娘役のアマンダ・セイフライド、とても歌が上手です。

エーゲ海の青い海と、名優達の歌と踊り、そしてABBAのヒットナンバー、とても心地よく癒される作品ですね。
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ドクトル・ジバゴ [米・伊] '65

ドクトル・ジバゴ [米・伊] '65
●原題:Doctor Zhivago
●監督:デヴィッド・リーン
●CAST:オマー・シャリフ、ジュリー・クリスティ、ジェラルディン・チャップリン
●お勧め度:★★★★☆(四ツ星)

ロシア革命に翻弄された、誠実な医者ジバゴの、ラーラとトーニャという2人の女性への愛を描く。

『アラビアのロレンス』と『戦場にかける橋』でオスカー監督賞を受賞しているデヴィッド・リーン監督の作品。挿入曲“ラーラのテーマ”は、誰もが一度は耳にしたことがあると思われる有名な曲です。この作品に出会ったのは、「理想の恋人.com」という映画の中です。主人公(ジョン・キューザック)が部屋に引きこもって何度も見ていた作品でした。その後、ある雑誌の恋愛映画50選にリストされていたので、観てみる事にしました。

3 時間強の大作で、悲恋作品ですから結構疲れますが、心に残る作品です。妻以外の別の女性(ラーラ)も愛してしまうジバゴ、これは浮気ですから、普通なら嫌悪感を抱くところですが、何故かこの作品ではそういう気持ちは起こりません。登場人物それぞれが革命に翻弄されながら、先が見えない中で、今を大切にしようという気持ちが働き、自分の気持ちに素直に従って行動する。その結果としての事だからという事で、理解できてしまうのかもしれません。

「ラブストーリーは、ハッピーエンドに限る!」という派でしたが、こういう悲恋ものの良さもちょっと理解できるようになってきた今日この頃です。
posted by hide at 15:23| 東京 ☀| Comment(0) | 鑑賞作品寸評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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